@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000098, author = {市崎, 一章}, issue = {33}, journal = {宮崎女子短期大学紀要, Bulletin of Miyazaki Women's Junior College}, month = {Mar}, note = {事物を紹介する際に、英語ではcomma, semicolon, dashという句読記号が用いられるが、使用する記号は、その箇所でのポーズ長をはじめ、他の場所における諸韻律特徴に影響をもたらすのであろうか。その解明を口的として、英語の母語話者に、それぞれの記号を用いた英語文を発話してもらい、先行音節の最高ピッチ、先行音節の最大音圧、直前の音節の音調、記号の箇所のポーズ長、直後の音節の音調、後続音節の最高ピッチ、後続音節の最大音圧、記号の箇所のポーズ長を除いた他の音節の平均長を計測・比較した。その結果、ピッチに関しては、semicolonを用いた場合よりdashを用いた方が先行音節の最高ピッチがより高くなった。またonly+one+名詞という語連続においては、oneのピッチが他の項より高くなる傾向が現れた。音圧に関しては、記号の前後いずれにおいても有意差は生じず、使用する記号にかかわらず、話者は、適宜音圧を変化させながら、文全体を発話していることが判明した。音調については、いずれの記号の前後でも、下降調が圧倒的に好んで用いられた。記号の箇所におけるポーズ長については、commaの場合は最短となり、semicolonやdashとの間に有意差が認められた一方、semicolonとdashの問には有意差は認められなかった。他方、各文よりポーズ長を除き、一音節に要する平均発話時間を比較すると、commaを用いた文で最長となり、これもsemicolonやdashを用いた文との間に有意差が認められた一方、semicolonとdashを用いた文の音節間には有意差は認められなかった。つまり、commaの筒所のポーズ長とその文の音節長に関するこの相反する結果は、文レベルでの長さの補償の生起を示唆するものとなった。}, pages = {1--9}, title = {紹介に用いるコンマ、コロン、ダッシュに見られる韻律特徴}, year = {2007} }