@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000856, author = {安東, 末廣 and 後藤, 徹一 and 甲斐, 義教 and 髙野, 美智子}, issue = {9}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {今日の学校現場では、緊急支援を必要とする事態が増加の傾向にある。そのような状況を踏まえて、第 27 回日本学校教育相談学会九州・沖縄地区研修会「宮崎大会」(2021)ではパネルディスカッョン【緊急時の学校支援はどうあればよいか】が企画された。本論はその発表内容に加筆修正を加えたものである。 第 1 章はアメリカにおける学校緊急支援について紹介し、それを参考にわが国ではどのような支援が求められているかについて検討し、スクールカウンセラーには児童生徒、保護者、教職員への支援を行う学校コンサルテーションのスキルが求められていることを論じた。 第 2~4 章は緊急支援に携わる専門の職域からの実践報告である。 第 2 章は、身近な人の事故死に遭遇した子ども達の緊急支援である。スクールカウンセラーが個別と集団のカウンセリングを実施し、亡くなった方への彼らの思い出や事故後の出来事などを受容的、共感的に聴くことにより、子ども達が落ち着きを取り戻して行った。 第 3 章は、荒廃した学校の緊急支援である。生徒指導主事の立場より暴力、窃盗などの反社会的な問題行動への取り組みを行った。生徒への支援では、たまり場となる場所に出向き、傾聴に徹した対話を根気強く行ない、生徒や保護者との信頼関係を築くことができた。 第4章は災害時や新型コロナウイルス禍の緊急支援である。臨床心理士の立場より心理教育の重要性に視点を当て、東日本大震災では児童の過覚醒、再体験、解離などの心身反応に対して、教師をサポートしながら支援を行った。熊本地震では、同様の支援を行うと共に、児童に対して脳の活性化をはかり思考・感情・感覚のバランスを整えるブレインジムを実施し心身の安定を図った。 第 5 章は、これらの実践報告の意義について検討した。}, pages = {1--14}, title = {学校カウンセリングにおける緊急支援のあり方}, year = {2022} }