@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000822, author = {村端, 佳子}, issue = {8}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {本稿は,小学校英語の授業における指導者の英語使用について,指導者のコードスイッチングを見ていくことによって考察したものである。英語の授業ではいわゆるクラスルームイングリッシュと呼ばれる,主として授業を進めていくための表現を多く用いている。それは英語の雰囲気づくりや授業運営のためだけでなく,様々な表現に暗示的に慣れ親しませるためでもある。当然,指導者は英語だけを使うのではなくたえず日本語と英語を切り替えながら授業を進めている。本研究ではある授業での指導者の発話を観察し,いくつかの特徴を分析した。まず,学校という学びの場で普段用いられている児童に馴染みのある表現を英語に交えて使っているコードスイッチングがみられた。日本語から英語への切り替えでは,3語から5語程度の英語の定型表現を多く用いていることも観察された。また児童の考えに寄り添うため,あるいは距離を縮めるために日本語を用いる工夫がなされていることもわかった。さらにこれらのコードスイッチングは近年よく見かけるようになったトランスラングェジングの観点からも,まさに言語資源を最大限に活用した言語使用のプロセスと言えるのではないかと思われる。従って、単なるコードスイッチングと見なすのではなくトランスラングェジングの考え方を取り入れることで,英語授業はより積極的で独創的な言語使用の場となることが可能であると論じた。}, pages = {96--107}, title = {小学校英語の授業における指導者の英語使用について — コードスイッチングの視点からトランスラングェジングの視点へ —}, year = {2021} }