@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000785, author = {城戸, 佐智子 and 高妻, 弘子}, issue = {7}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {現代社会において、家庭での生活様式は大きく変化し、それに伴う形で子どもの生活も変化している。基本的生活習慣の獲得においても影響を受けており、昔と比較すると遅れが見られる。基本的生活習慣については、幼児期に獲得することが望ましいとされており、幼児の発達や保育を考える際にも大変重要な指標となる。そのため、保育者は基本的生活習慣の獲得時期について認識しておかなければならない。本研究では、アンケート調査によって基本的生活習慣の獲得について学生に意識づけるとともに、保育者を目指す保育系学生が考える幼児の基本的生活習慣についての意識や課題が「保 育内容『健康』の指導法」の受講前、15 回の受講後、幼稚園教育実習後でどのように変化するのか検討する。 方法は、宮崎学園短期大学保育科 2 年生「保育内容『健康』の指導法」の受講者 186 名を対象に、 令和 2 年 4 月から 9 月にかけて「保育内容『健康』の指導法」の受講前、15 回受講後、幼稚園教育実 習実施後の 3 回、幼児の基本的生活習慣についての記述式アンケート調査を行った。その後、学生か らの全ての回答を項目ごとに AI テキストマイニング注に入力し、重要度を加味したスコアと共起ネットワークから学生の考える課題を考察した。 「保育内容『健康』の指導法」の受講前のアンケートでは、主な基本的生活習慣の「食事」「排泄」「睡眠」「衣服の着脱」「清潔」に関係する単語が出現した。共起ネットワークの全体図を見ると、基本的生活習慣のそれぞれの項目ごとにまとまっており、学生は基本的生活習慣を一つ一つ別のものとして捉え、関連付けて考えている学生は少ないといえる。 15 回の講義終了時点では、第 1 回目の結果と比べると、それぞれの基本的生活習慣を生活の中のも のとして捉えている。共起ネットワークについても、第 1 回目より単語がまとまって繋がっていることが分かる。生活を通して基本的生活習慣が繋がっていると感じていることが推測される。 幼稚園教育実習実施後では、新たに「歳児」「援助」「掛け」という単語の出現から、基本的生活習慣の獲得に向けて、それぞれの子どもの発達に合った声掛けなどの援助を行うことが重要であるという意識が高まったと考えられる。}, pages = {82--89}, title = {幼児の基本的生活習慣に対する保育系学生の意識と課題の変化 -テキストマイニングを用いた分析から-}, year = {2020} }