@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000784, author = {守川, 美輪}, issue = {7}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {幼児教育で育みたい資質・能力を育成するために、木育活動は有効である。丸太を木口で切って磨けば美しい年輪を見ることができ、薄く切った丸い形を使って、コマや車などの玩具を製作することができる。コマ、ブンブンコマ、二輪車、丸板磨きの木育活動を宮崎県内保育園・こども園において実施し、活動中の子どもの様子を観察することで、木育活動の内容が適しているかどのような配慮が 必要であるか考察した。 木育活動においては、木の話をした後、丸太材を使った製作をした。丸太を固定する枠を使えば、幼児のこぎりで切ることができた。丸太材に対して垂直にまっすぐ切れるように薄く切り込みを入れておく必要がある。紙やすりの使う順の図を提示することで、幼児はそれを見ながら紙やすりを替えて磨くことができた。幼児は手動ドリルを使うことは難しかった。幼児はマスキングテープを使った塗装ができた。ブンブンコマを回すのは難しそうだった。コマや二輪車で遊ぶ姿があった。 幼児を対象としたコマ製作、二輪車製作、丸板磨きは楽しい活動であり、幼児を対象とした製作活動としてふさわしいと考える。ブンブンコマは回すのが難しく、幼児向きの製作とは言えない。実施した活動において保育者の援助及び指導上の留意事項については概ね有効であった。のこぎりの指導の援助をする保育者には、幼児が使うのこぎりに手を添えるのではなく、やって見せた後は幼児に任せるよう伝えておく。紙やすりを使う際はどこまで磨くのか幼児に目標を持たせるために、滑らかに削った見本を触らせる等の配慮をするとよいなどの新たな気づきがあった。今後は木の話の内容についてどのようなものがふさわしいか考えていきたい。また、新たな木工作教材開発を含め、保育者が実施できる木育活動の内容と方法について検討したい。}, pages = {68--81}, title = {幼児を対象とした木製玩具等製作の内容と指導法 -杉丸太を使ってつくる-}, year = {2020} }