@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000780, author = {田川, 一希}, issue = {7}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {幼児期の自然や生物との関わりは、生物学の知識や科学的探究心の基盤を得たり、生命尊重や保全に対する意識を育んだりするうえで重要である。特に、昆虫やクモ、甲殻類といった小型の無脊椎動物(いわゆる虫) は、幼児にとって身近な生物であり、形態・生態の多様さや扱いやすさから、幼児教育に適した材料であるといえる。しかし、幼児の虫との関わりを支援する保育者の自然体験が不足しており、虫に対する嫌悪感も強いことが報告されている。そのため、保育者を目指す学生の「虫嫌い」を緩和し、虫を用いた保育活動を 展開できる技術を身につけるよう支援することは、保育者養成における課題の1つと考えられる。これまで、 継続的な自然体験や飼育活動が、学生の虫嫌いの緩和に効果的であるとの報告がなされてきた。しかし、短期間(1コマ)の実践の効果を検証した研究はない。本研究では、虫を生態学的視点で観察し、採集活動を行う 1 コマの授業を実践し、虫に対する嫌悪感の緩和と保育での活用意欲の向上に及ぼす効果を検証した。実践の結果、授業で扱った種類の虫に対する嫌悪感が統計学的に有意に低下した。虫全体に対する好悪感情や、虫を保育で活用する意欲には有意な変化はなかった。また、学生は虫を探索し、採集することに対して楽しさを見出す傾向にあることが明らかとなった。}, pages = {20--31}, title = {虫の採集・観察を行う授業は、大学生の虫に対する嫌悪感を緩和するか?}, year = {2020} }