@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000758, author = {守川, 美輪}, issue = {6}, journal = {宮崎国際大学教育学部紀要 教育科学論集}, month = {Dec}, note = {著者はこれまで、角材(杉垂木)を使って様々な形の積み木を製作の経験から、角材を使えば、車の玩具を製作しやすいことに気づいた。また、著者はホースの中を木玉が転がっていく路の製作経験から、車を走らせる路の製作を発想した。本研究では、著者が木の車と路を製作し、幼児が路面の並べ方を工夫しながら遊ぶことができるようにし、どのようにすれば遊びやすくなるか、幼児や保護 者にとって車の製作がどのような題材であるかについて調査した。 様々な形の車と車が通る際に音が鳴る路面、ジャンプ台のように上に飛び出すような路面、シーソーのように動く路面など様々な路面が出来た。幼児や児童が路面を並べ、車を押して遊んだり、坂路を作って走らせたりする姿があった。路面によってスピードが落ちることに気づき、路面を並べ替えたりして遊ぶ姿があった。遊びやすくするために、土台の柱材を増やし、同じ大きさの柱材が一対以上あるようにした。シーソーの道では写真を使って並べ方の例を示した。路の高さを揃えるために 一部の路面に木材を接着した。 幼児や児童、保護者を対象にして、車の製作指導をし、様々な車ができた。土台に穴を開けた板と木片を使って車をつくる活動は、幼児や児童にとって自分の発想を生かした製作となった。車の形に切った木を使う場合でも、好きな色を塗ることで、自分の思いを持って製作できる題材となった。大 人にとっては大いに工夫して車を製作することのできる題材であった。 著者が製作した路面と路面を支える土台と長い板及び車は、幼児が路面を並べ替えて工夫して遊ぶことのできる玩具となった。しかし、車が途中で止まったり、路面が滑り落ちたりすることがあった。路面や車の選択と、路面が滑り落ちないようにする工夫が必要である。著者が路面を車がどう走るかを調べ把握しておけば、路面を並べて、どう走るか幼児に予想させた上でやって見せることもで きると考える。 木の車の製作は幼児や児童、保護者にとって楽しい活動であった。しかし、著者が車輪をあらかじめ切っておくという作業は手間がかかった。車輪にする丸太材を切る作業から幼児や保護者が取り組めるようにするとよい。車輪の数の少ない二輪車製作は丸棒を切る回数が少ないので、幼児にとって、取り組みやすいのではないか。今後は、路の改善と車がどのように走るかの調査、丸太材を切っ てつくる車の製作指導にいついて研究したい。}, pages = {39--54}, title = {木の車と路の製作と活用及び 幼児と保護者に対する車の製作指導について}, year = {2019} }