@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000187, author = {市崎, 一章}, journal = {宮崎女子短期大学紀要, Bulletin of Miyazaki Women's Junior College}, month = {Mar}, note = {通常語順の英語平叙文と,その中で転置が起きた(パラフレーズによって構成語彙が異なる場合を含む)文のペアを対象に,それぞれの韻律特性(卓立,基本周波数曲線,特定の語彙の長さ,ポーズの有無とポーズ長)を調査した。英語を母語とする7名の発話者が,計8組19種の英語文を発話し,それを音声分析ソフトを用いて調査した結果,以下のような知見を得た。全資料を通じて,韻律特性の中でもピッチ変動が卓立を生み出しやすい。卓立は,文の中位より文末の方に,文頭より文末の方に置かれやすい。ポーズの挿入によって,1文とそれが分離された2文を区別することが多いが,必ずしもそれだけではなく,ポーズの長さによってそれらは区別されることもある。文の中位に現れた人称代名詞には卓立は置かれず,固有名詞に卓立が置かれる傾向があるが,その際,ピッチ変動や継続時間には関係無く,その差は,音の強さに依存している可能性が高い。ピッチのピークを3つ以上含む文では,あるピークがひとつだけ他のピーク(上昇下降調)と音調が異なっていれば,そのピークのピッチが高くなくても,卓立を帯びやすい。否定辞が2度現れる文では,2番目の否定辞には必ずしも卓立は置かれず,聴者は,文末項を聴き取ったり,2番目の否定辞のピッチ変動を感知することで,連続否定を理解している可能性が高い。}, pages = {1--15}, title = {<論文>英語の転置における韻律観察}, volume = {29}, year = {2003} }