@article{oai:meilib.repo.nii.ac.jp:00000109, author = {市崎, 一章}, issue = {32}, journal = {宮崎女子短期大学紀要, Bulletin of Miyazaki Women's Junior College}, month = {Mar}, note = {英語母語話者が、3項または4項から成り、3種類の文法構造を有する肯定Yes-No疑問文を対象に、各項を強調して発話した。そして文の全長、および強調された項の、長さ・高さ・強さの変化等の韻律特徴を音声分析ソフトを用いて計測・分析した。強調は、音の高さ変化に増幅したかたちで最も顕著に反映された。ある項を強調するひとつの手段として、ポーズの使用があるが、調査結果より、その挿入箇所が予測可能であることが判明した。文の左端または右端の項を強調する場合は、それぞれその直後、直前にポーズが置かれる。というのも、ポーズの挿入によって一連の発話音声が中断され、それがポーズに隣接する項の音調を孤立させるが、その孤立音調こそが卓立を生じるからである。Yes-No疑問文においては、主語と動詞の文法的(連語上の)結びつきは、左端の項(助動詞)と主語との結びつきや、動詞と引き続く項(補語や目的語)との結びつきより、弱いため、主語や述語(動詞)を強調する場合は、いずれもポーズは主語と動詞の間に置かれることになる。また、強調された項の位置による韻律特徴の増幅については、左端の先頭項がその程度においても、増幅する韻律特徴の数においても最も顕著になった。文の長さについては、いかなる強調発話であっても、常に中立発話よりも長くなることが観察された。中には、強調と共に、ある韻律特徴の値が中立発話時よりも小さくなることもあったが、その際には必ず基本周波数曲線に変化が生じており、ピッチの変化の方向も、強調を反映する重要な韻律特徴の一つであることが示唆された。すべてのデータをまとめると、強調は本稿で扱った何らかの韻律特徴の増大として74%という確率で現れ、そしてそれらの増大分は73%という確率で他項の韻律特徴の減少として補償された。}, pages = {1--15}, title = {英語の強調発話が反映する韻律変化と補償 : 肯定Yes-No疑問文の事例}, year = {2006} }